第9目のテーマは 初歩的な整備ですけど・・・ミッションとデフオイル交換 


 特に、今回は画像を用意しませんでした。あまりにも初歩的な整備になります。

どうでもいい整備かな。。。。う〜ん。でも、やってみると。。。あ〜〜。こういうところは

気をつけてほしいな。初めての人はやっぱり、こういう情報だけでもあったらいいのかな。って

思いました。

ってことで、画像はありませんけど。交換方法だけ列記したいと思います。

アルファいじり。としては初歩の初歩です。エンジンオイルだけ交換したことあるけど

ミッションオイルとデフオイルは、ちょっと。。。とか思っているアルファ整備初心者の方には

参考になるかもしれません。

オイル交換の手順(あくまでも初めてやられる方を対象としています。)
まず、オイルを用意しましょう。ミッションオイルの粘度は、80W−90ぐらいを使います。エンジンオイルと比べるとかなりクリーミーな感じ。指に付くとトロッとしておいしそう。(笑)どこのメーカーでもいいです。高いブランドでもいいですし。安いブランドでもいいと思います。これは、個人的なことでしょうから。。ちなみに、私は、ペンズオイルを使用しています。安くておすすめと自負しています。
デフオイルについては、個人的に見解があるようです。ミッションと同じ粘度で80W−90を使用する方もいますが、わたしの場合は、80W−140という粘度を使用しています。さらに、堅い(ドロドロの)オイルです。
なぜかというと、ノイズの低減などの効果もあるからです。
では、車をまず平らな所に置きましょう。できれば、ウマは4つあったほうがいいです。それと、簡易ジャッキ。私は、ウマ2つしか持っていませんので、ブロック2つを代用しています。
まず、ミッションオイルから交換しましょう。とりあえず、前側のジャッキポイントにウマを掛けます。そのためにジャッキで持ち上げましょう。ジャッキアップポイントと地面の高さを左右で比べてみます。水平な場所ならボディから同じ隙間ぐらい上がっているはずですね。もちろん、真ん中をジャッキアップしている仮定ですけど。
今度は、リア側です。リア側のジャッキアップポイントにジャッキを当てて持ち上げて片側のタイヤ下にブロックを敷きます。そしてジャッキをはずしてデフが持ち上がったところで今度は、ジャッキをデフに当てて両方が上がります。ここで反対側のタイヤ下にもブロックを敷きます。私の場合は、これでジャッキアップの高さとブロックの高さが水平なるように調整しています。
なぜ、これだけ水平。水平と言うかというと、オイルを入れる際に規定量を入れるためです。のちほど説明します。
体が完全に車の下に入るくらいの高さにしてください。高いほうが作業はしやすいです。
まず、ミッションオイルを抜きます。ミッションカバーを下から見るとドレンプラグがカバーの一番下に。注入するボルトがミッションカバーの中間部にあります。ボルト経はどっちも17番です。(あくまでも私の2000GTVの話です。)ソケットレンチの9.5pt以上もしくは、メガネレンチを用意してください。スパナはだめです。モンキースパナとかはもってのほかです!(ボルトをナメないように)前期型の1300jrなどは、ドレンボルトは22mmで注入口側は、6角ビットの12mmで対応します。自分の車はどうか?を確認されることをおすすめします。
安全対策のためにサイドブレーキを引いておいてください。
重要注意!!
必ず、注入する側のボルトから緩めます!!!!ドレンボルトは、その後です!!!!
なぜか!!!それは、もし、ドレンボルトから緩めてしまって、オイルを抜いた後、注入するボルトをその後で緩めようとした場合、もし、ナメてしまったり、緩まなかったり、折れたりしたら、どうします!!??大変なことになるんです。
オイルを入れられないんですから!!!上級者ならシフトカバーを外してシフトレバーを抜いて上に付いている皿を2枚はずしてそこから注入できるんですけど。まず、初心者は、無理でしょう。ですから、まず注入するボルトが、ちゃんと緩むか!?を確認する必要があるのです。必ず順番は守ってください!
どっちも緩むのを確認してから、ドレンプラグ(ドレンボルト)を緩めます。下に廃油を入れる容器を置いておいてください。外れた瞬間にすごい勢いで落ちてきます。さらに、注入する側のボルトも外すとさらに勢いよく落ちていきます。約1.5リッターから1.7リッターぐらいは、落ちてくると思います。
ドレンボルトには、磁石が付いています。そこに鉄粉がいっぱい付いているはずです。それをきれいに落としましょう。大きな異物が付いてる場合は、ミッション系のトラブルがあるかもしれません。整備工場で見てもらいましょう。
オイルが抜けてしまったら、一応、ドレンプラグ穴から指を入れて見て周囲に異物が無いか(指に当たらないか)も見てみましょう。1間接ぐらいしか入りませんが重要なことかも。
きれいにしたドレンプラグを締めます。(水道栓などの液漏れ防止のテープを巻き付けたりすると比較的液漏れもなくなります。)このときに割と力を入れますが、車が動かないように力を入れましょう。
私の場合は、リアタイヤの下にブロックを敷いてサイドブレーキを引いて、揺れないように対策していますが、ウマ4つでも問題ないと思います。細心の注意を払って締めてください。自己責任ですから。
そしたら、新しいオイルを簡易容器に入れて注入しましょう。私の場合は、1リッターほど入る柔い容器を用意しました。(ホームセンターによくあるもの)画像がありませんのでわかりにくいのですが、オイルが堅くでドロドロですのでホース径も小さいとダメです。10mmぐらいのホースがいいと思います。容器を握力で押して注入しますから、柔らかい容器が必要になります。専門業者さんならいろんな専用ツールで楽々入れる所ですが、個人オーナーならではのツールを作りましょう。柔らかい簡易容器を購入して蓋がネジ式に閉まるものを用意して蓋にホース径より小さめの穴を開けてホースが容器下まで入って更に蓋から出る長さが25cm弱ぐらいのホースを差して完成です。車の下での作業ですので大きい容器も要りませんし。長すぎるホースは握力が要りますし。効率も悪いです。
ミッションの注入する側のボルト穴からオイルを注入します。約1.7リッターぐらいは、入ると思います。この穴から注入していって入れたオイルがいっぱいになり、穴から出てくるまで入れてください。そういう構造になっています。それが規定量になるような位置にボルトがあるんです。すばらしい!!このために、車を水平にする理由があるのです!!斜めだと規定量より少なくなってしまいます。
オイルが漏れてきて、だいたい止まったらボルトを締めます。このときも車が揺れないように注意しましょう。これでミッションオイルの作業は終了です。詳しく説明しましたが、終わってみると簡単です。ミッションオイル交換も外車で旧車だからと、業者に頼んだら高い工賃かもしれませんよ。
デフオイル交換します。
ついでにデフオイルも変えます。もちろん、個人の自由です。(笑)
基本的には、ミッションオイルと同じ考えです。難しいことはありません。注意点だけ記載します。
デフの場合は、ドレンプラグはデフのオイルパンケースの一番下の中央にあります。注入する場所がミッションと違ってデフの一番後ろ側の上の方に付いています。アルファの場合は、リアのサイドブレーキワイヤーにきれいに隠れている感じです。私の2000GTVはミッションと違ってボルトのサイズが変わります。デフの場合は、ドレンプラグは、ミッションと同じく17番ですが、注入する側のボルトがかなり大きいです。24番です。通常この大きなソケットレンチのソケットやメガネレンチは用意していないと思いますのであらかじめ準備しましょう。(前期型の1300jrなどは、ドレンボルトは22mmで注入口側は、6角ビットの12mmで対応します。自分の車の確認をしましょう。)
ウマで4点もちあげて作業している場合は、問題ありませんが、私のようにリアタイヤをブロックの上に上げてサイドブレーキを引いていると、サイドブレーキのワイヤーが「ピン」と張った状態になっていて注入する側のボルトを緩めることが出来ません。ですから、サイドブレーキを解除しないといけません。するとかなり不安定になりますんで、ブロックの上でリアタイヤが動かないように車止めを設置されることをおすすめします。
サイドブレーキを解除すると、ワイヤーが緩まりますのでソケットを当てることが容易になります。もちろん、デフの場合も注入する側のボルトが緩むか???が先です!!その後で、ドレンボルト側も緩めます。
以下は、同じ要領になります。オイルの粘度が違う場合でも同じ容器で、影響はありません。容器の中が残りのオイルが付いてるぐらいならいいと思います。(私の見解です。)
デフオイルは、約1.4リッターぐらい入ると思います。こちらも注入する側のボルトから入れたオイルがたれ落ちてくるまでがオイルの適量です。ミッションオイルと同じ考えです。注入後は、気を付けてボルトを締めてください。
車体を上げた行程の逆でボディを降ろして作業は終了です。

わかりやすく、初心者向けに説明しましたが、画像が無くて説明不足な点はお許しを。

種類 商品名 容量 価格
ミッションオイル GEAR 80W-90 20リッターペール缶 32,000円
デフオイル GEAR 80W-140 20リッターペール缶 32,000円
発売元のHPアドレス http://www.lubnet.co.jp/pennzoil/index.html
上記HPでは、エンジンオイルは4リッター缶での販売もされていますがギアオイルについては、20リッターのペール缶での販売のみになっています。小分けで2リッターだけほしいなどの要望については、管理人に問い合わせください。

ちなみに私は、エンジンオイルは(PZL 20W-50 WITH Z-7)安いオイルを早めに交換しています。同じ所で購入しています。最近では、大型のカーショップでも取り扱いがあるようです。
ミッションオイルもギアオイルも、アルファに問題ありません。ギア鳴きもありません。入りはいいです。ギアが3速から2速に入らないとか、鳴きます。とかって言うのは、オイルの問題ではなく、シンクロの問題です。OHをおすすめします。

ちなみに、私はエンジンオイルは、上記オイルを使用してサーキット走行もしましたがもちろん問題ありません。
2速、3速、7300回転、4速6800回転までは、問題ありませんでした。それ以上で問題あるなら、エンジン側が原因かな。(笑)