第6目のテーマは ジュリアの足をスマートに美しく! 


 

私が2000GTVを購入したのは、平成4年。つまり、購入してからもう11年という歳月が経っています。

貴方のジュリアは、購入して何年経ちますか???貴方が購入してから、足周りのブッシュなど

総入れ替えしましたか??  もしくは、貴方の前のオーナーのメンテナンスの履歴はわかりますか??

こういう質問には、言葉が詰まる方もいるでしょう。私がそうでした。

エンジンの調子は、いいんです。7000回転でも回るのです。でも足が。。。。。

解っていて、変えなかったのです。単純にお金がない。パーツが高い。いいわけはいくらでもあります。

なにより、不満なのが、まっすぐ走らない。まっすぐ、停まらない。高速走行になるとタイヤがどっち

向いて走っているかわからない。こんな悩みに気づいて早、10年経ちました。

わかっていて、知らんぷりしていたのかもしれません。

そして、この考えを打ち砕いたのは、私の知り合いのジュリアの足でした。

その親友は、私の車に試乗して、ジュリアを買ったんですが、私は、その彼のジュリアに乗って

今回、足を整形することにしたんです。

「路面を捉えて離さない設置感。タイヤがどこに向いているかを的確にハンドルに伝える操作感。

カーブをクリップしても、まだまだ踏まないの??と挑戦的な足回り。」

詳しい詳細までは、ここでは記入できませんが、貴方のジュリアも私のジュリアとまったく同じ「足」にはできます。

ジュリアはきれいな顔とスタイルですから、足先まで「スマート」にしてあげませんか??


おおまかな変更部品です。
これ以外も交換した箇所は、あります。

基本的構想は、街乗りのできる
サーキット仕様です。

大阪のアウトパルコでの作業風景です。
秀逸のパーツです。
アウトパルコオリジナル
スペシャルダンパーです。

私は、バネ下加重を少しでも軽くする
ためにリアは、倒立式でセットしました。

8段階調整式です。
街乗りは、いちばん柔い設定で走ります。

足周りをガチガチのピロボール化してしまうと街乗り出来なくなるのが普通ですが、このダンパーの性能のおかげて街乗りでも突き上げ感がなく、むしろノーマルよりも乗りやすいかもです。
スプリングを外す、専用工具です。
写真は、一部ですが、足回りのブッシュがあるところは、全部交換しています。アッパーアームはこれまでノーマルでしたが今回は、調整式に交換しています。
同じ箇所の連続ショットです。いかにブッシュがヘタっているかがお解りでしょう。これでは、車の挙動を把握できませんね。(汗)
私が購入する前に、フロントの右側が事故しているのはずっと気づいていました。フロントのスタビライザーの付け根が大きく曲がっていて、そのまま無理矢理取り付けていたこともまっすぐ走らない原因の一つでした。
足回りのパーツをすべて交換した後で、アライメント調整を行いましたがアライメントを調整するとまっすぐ走りませんでした。今までがむりやりまっすぐ走るように調整してあったのです。その結果、急制動で足がどっちむくかわからないような怖い状況をもたらしていました。
また、今回の一番の原因は、前のオーナーが事故していたときにその後でフレーム修正をかけて板金していればよかったのですが、そのままだったためにアライメントの調整ができなかったことも大きな理由です。

そこで、今回覚悟しました。フレーム修正機にかけたのです。
これにより、板金塗装面が割れる可能性がありますが。これだけお金かけてまっすぐ走らない。なんてありえません!!!!!

そこで、アウトパルコさんの板金部門でフレーム修正機に乗せました。
上から見て、縦横の寸法と対角線。
横から見て、足回りの取り付けの高さなどを
1mm単位で修正していきます。
フロントセクションの位置修正
フロントセクションの位置修正
フロントセクションの位置修正

結果からいくと、右のフロントとリアの距離が左の距離より
16mmも短かったんです。それをフロントの調整でむりやりまっすぐ走るようにしていたのです。恐ろしい話です。しかも140キロぐらいは高速で走行したこともありますのでまさに、自殺行為です。。。

今回は、フレーム修正機にかけてすべて誤差0になっています。
その後、アライメントを再度調整して、すんなりとまっすぐ走るジュリアの足になりました。ハンドルから手を離して走行してブレーキを踏んでもハンドルを取られることもなくなりました。

そして、今回の足変更したのです。それはもう言葉になりません。

 

言葉にしないと伝わりませんね。はっきり言って「別の物」です。
今まで、私の車は、エンジンに頼って走ってきましたが、今は、足を信じて踏んで行けます。
高速で180kオーバーできるエンジンでも7000回転以上回るエンジンでも、実際踏めない車だったのです。
それが、「もっと踏まなきゃ!」「なに、ビビってるの?」「信用できないの?」などと私のジュリアの足が
言ってくるんです!!!私の心は、10年かけてすっかり臆病になっていました。これ以上は、事故る。と
思わせるようになっていたのです。実際そうだから、事故に遭わなかったのです。

ですが、この車は、「足から進む車」へと変貌しました。足に頼って運転できるのです。
Sタイヤだと、路面に張り付いて離れないんです。この走りを実現するのに10年掛かりました。

今回の足を手に入れるのに掛かった費用は、すべて相談になります。
交換した箇所だけを列記します。同じ足になるジュリアが増えることを祈っています。

パイプスタビライザー レース用ピロ付き 1セット
ロアーフロントブッシュ左右 4個
ロアーボールジョイント左右 2個
キャスターボールジョイント左右 2個
アッパーアーム調整式 2個
キャスターアームボディ側強化ブッシュ左右 2個
キャスターブッシュ強化左右 2個
ステアリングアームタイロッドエンド 6個
トラニオンアームソロバンウレタン強化ブッシュ2個 2個
10 トレーリングアームウレタン強化ブッシュ前後 4個
11 リアパイプスタビライザー ピロリンク付き 1セット
12 スプリングレース用 1セット
13 スペシャルダンパー 1セット
14 アライメント調整 一式
15 ブレーキステンレスメッシュホース3本 1セット
足回り組み替え工賃一式 一式
16 ホイール4本 1セット
17 ダンロップD01J (S)コンパウンド 1セット
追加整備一覧
18 フレーム修正機によるチェック及び修正 4カ所
19 プロペラシャフト交換:プロペラシャフト前後 部品共
20 センターベアリング&サポート新品 部品共
21 フレーム修正後のアライメント調整 一式
センターサポートベアリング&サポート交換含む
プロぺラシャフト脱着交換工賃
一式
22 トレーリンクアーム右側交換 一個

今回の部品及び整備代金は掲載できません。
詳しくは、直接 アウトパルコ 谷中さんまで問い合わせくださいませ。

06−6911−1313 
090−7871−4819(携帯)