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Romeo-hp





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ブレーキパッド


私の場合、12年という歳月が過ぎているわけで、液体類

(ガソリン、オイル、フルード、クーラント)
をすべて交換することが前提となります。
もちろん、その他にもいろいろありますけど

今回は、それぞれのパーツごとに分けて掲載していきます。
参考にされる方が、分かりやすいように作成するつもりですが
疑問点などあれば、問い合わせください。


  足回りの整備をする上で、馬(ジャッキスタンド)に載せることは当然のことと認識ください。
決してフロアジャッキのみで車体を上げたまま整備しないようにしてください。(パンタグラフジャッキは論外)
 地面が土の場合も論外です、アスファルトも危ないです。できればモルタルコンクリート面を推奨します
外したタイヤをボディが落ちる所に置いておけば、油圧ジャッキの油圧が抜けた場合でも、大惨事を避けることはできますので、安全確認を怠らないように。
 ジャッキアップポイントもボディの腐食、錆が心配な場合は、通常の場所ではなく、フロントならスプリングの受け皿の下や、リアならトレーリングアームのリアブッシュ下辺りが、しっかり支える場所としておすすめです
   ホイールナットを外してタイヤを外した状態です。
画像は、右フロントになります。

パットのみを交換したい。という前提ですので、このまま取り外しに進みます。

私の場合は、次々に外して、状態確認と交換作業になりますので、多少手順が違っていますが、とりあえずパッドだけなら、この状態から交換作業が可能です。
 
   右フロントなら矢印の所のブレーキパッドを固定するピンがありますので、画像のようなピンを使ってハンマーで叩いて打ち抜きます。

適当な物がなければ、+ドライバーなどでも代用できるかもですが、お勧めしません。

私は、サンドペーパーを巻きつけてドリルに装着して研磨するときのピンで代用しています。
(正式名はペーパーマンドレール)と言います。

代用しなくても、平行ピンポンチを持っていれば、なんてことないと思いますけど。

左右どちらのピンも外側から内側に向かって打ち抜く方向になります。
   当然、ピンを挿入する際は、内側から外側に向かって挿入することになりますね。



分かりやすく、上下のピンを最後まで抜かずにブレーキパッドクリップを掴んでいる所です。

通常は、上か下のピンを貫通させると、バネになっているので、「ガチャ」と外れると思います。
    私の場合は、パッドがローターに固着しているので、全く抜ける気配すらありません。(笑)

通常の整備なら、この時点でペンチなどでパッドを引き抜くことが可能だと思います。

※絶対にやってはいけないのは、パッドを抜いた状態で、ブレーキペダルを踏むことです。

キャリパー内にあるブレーキピストンが飛び出してしまい、再度パッドを入れる隙間がなくなってしまうからです。

ただでさえ、SST(特殊工具)が無い場合は、̠ドライバー等をテコにしてパッドを押し込んであげないと新品パッドが入らない(新品は厚みが厚い)と思いますので、気を付けましょう
    ローターの摩耗が激しかった(経年摩耗)せいもあり、パッド(ピストン)固着もありますが、ローターの耳(矢印のところ)が残っていることも原因となり、ペンチで引き抜くなんで、そんな簡単なことは不可能でした(笑)

すでに、観察した時点で覚悟していましたので、 すべて分解していくことになります(笑)
    本来は、キャリパー内のピストンを押し下げるSST(特殊工具)なのですが、これをパッド間を広げることに使うことで、ローターに溝があっても、パッドとローターが張り付いていても、剥がすことが可能です。

ちなみにパッド交換も可能になりますが、内側のキャリパー固定ボルト2本とキャリパーに取付けてあるブレーキフルード配管を外すと、キャリパー本体ごと抜き取ることが可能です。

このSSTは、ブレーキキャリパーツールとか、スプレッダーラチェットレンチとかディスクブレーキピストンツールとか、いろんな名称がありますね。
    取り外したパッドを観察します。

黄色い線は、パッドの金属部分の線を基準として平行な線を内側に引いています。左右差は、もちろん内側と外側のパッドの厚みの違いもあり、上側と下側の摩耗差(上側が摩耗が大きい)もありますね。

一応、アルファの整備マニュアルでは、パッドのライニング部と裏板(金属部分)を合わせた厚みで、フロントが8mm、リアが7mm以下になっていれば、交換となります。

ちなみに新品のパッドは15mm程度あります。

4輪分あるブレーキパッドのうち、どれか一つでも摩耗限度で交換する場合は、他のパッドも同時に交換することを推奨しています。
    内側と外側のパッドを入れ替えたり、他のキャリパーに付いていたパッドを交換して組み合わせたりしてはいけません。となっています。

命に関わる部分ですので、妥協しないように。


私の場合は、上記のパッドは変摩耗していましたので、4輪セットで交換することにします。

サーキット走行もできる街乗り仕様のパッドを付けていたのですが、厚みも残っていて勿体ないと思いましたが、ローターも換える予定ですので、一緒にパッドも新品になります。

今回チョイスしたのは、「フェロード製のFDB11」です。4輪分セットで交換します
    回転方向だけ、サンダーで軽く削っています。

上下方向のみ、45℃ぐらいで2~3mm程度角を落としています。かじり対策です
   とりあえず、フロント分のみ取付時の上下方向のみ、すべて削りました。

パッドの当たり面は、ブレーキクリーナーで、汚れと脱脂目的できれいにしています。
   これは、裏側です。ピストンの当たり面になる所に、鳴き止め(共鳴音防止)用のブレーキパッドグリスを塗っています。
(銅粉、二硫化モリブデン、鉱油が主成分みたい)

ピストンの切り欠きの形状に合わせて、必要な所だけ塗っています。

キャリパーOH編になれば、「なるほど」ってなると思います。


今回は、パッドのみ交換したい方の参考になるように作成しています。

実際は、ついでにあれもこれも、みたいになっていくと思いますので

今後の更新も参考にされてください。



ちなみに、後で購入したのですが、平行ピンポンチ4mm径の
頭を超硬ドリルでお椀型に削っています。
パッド固定のピンの先端が丸いので
ちょっと加工しただけのこと。やる必要ないけど(笑)






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