エンジン洗浄、燃焼室容積測定
やっと、自分らしく手を入れていける第一歩。エンジン洗浄。
いままでは、誰がやっても知識だけあればある程度できることでした。
これからが、自分の「エンジン」に対する、思い入れ「精魂」を注ぐところです。
口でどれだけ説明しても同じエンジンには成っていきません。
ジュリアのエンジンは、外部を大きく分けて6部品+インテークマニホールドからなっています。
カムカバー、ヘッド、インテークマニホールド、フロントカバー、ブロック、
オイルパンアッパーカバー、オイルパンアンダーカバーです。
これらを、磨き倒します。とりあえず、自分の気が済むまで・・・。
延べ、8日掛かりました。。。最後に、エアーで内部のゴミを吹き飛ばすことは当然の作業です。
フロントカバー(ウォーターポンプ)のガスケットをスクレーパーで落としています。鋭角に削らないように、気を付けましょう。 他にも、ガスケットが付着している箇所は沢山ありますので、すべて落としていきながら、深い損傷がないか?確認していきます。 注意することは、スクレーパーで当たり面をきれいにするのではありません。特にブロックとヘッドの合わせ面は、スクレーパーは一切使わないほうがいいと思います。 ガスケットを除去する程度と認識してください。 ヘッド側は、修正面研するのであればそのままでも構いません。 付属パーツの接合面は、スクレーパーできれいにして、その後磨いても構いませんが、各大きな部品6+インマニとのそれぞれの接続箇所は、オイルストーンの「細目」にCRC等の潤滑液を付けて落としていきます。その時も、大きなストロークで均等な力で丁寧に作業しましょう。削り過ぎは禁物です。 新品当時の研磨面が出てきたら充分です。 |
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これらのメクラ蓋は、多く使用されています。 ヘッド上面、プラグホールの前後に14番5つ。 フロントに17番2つ。左画像の箇所。 下の画像の左、タイミングテンショナースプリング設置箇所の受側に17番一つ。 ヘッドのリア側に22番2つ。 インテークマニホールドのリア側に17番一つ。 ブロックのエキマニ側のリアにボルト一つ。 これらのメクラ蓋は、形状的には、ヘックスナットじゃないと外れませんし、トルクが強く掛かっているところもあります。 材質的に、アルミとアルミで強度がなく、ネジ山がナメていることもありえます。 外れるなら、外して洗浄したかったんです。 特に私のエンジンは、左画像のように、フロントの2つは、大きなボルト形状(エアコン設置ステイ用)になっていて、見苦しいので交換したかったのです。 ここで登場したのが、モンキーレンチとして絶大な信用を持っているオススメのメーカー、サンドヴィクバーコです。スエーデンのメーカーです。ボルト径44mmまで対応するサイズで外していますが、それでも、外れませんでした。結局は、エアーインパクトのトルク50N/m掛かるツールを使って外しました。インパクトレンチ用のソケットで44mmです。かなりでかいです。これ以外に使う所はありません。(笑) |
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エアーインパクトで、外れなかったら諦めようと思っていました。外れてよかった。 中の形状は、リフターからバルブスプリング下へオイルが落ちて、この穴を通って下へ戻って行きます。あとで、この穴の縁をオイルが落ちやすいように面取りするつもりなので、ここのメクラ蓋は絶対外しておきたかったのが理由の一つです。 洗浄の際も、小さなブラシを通して洗えるので効率的ですしね。 でも、無理矢理外そうとしないほうがいいと思います。割れたら取り返しつきませんし、ボルト自体もナメた状態のまま残っているのも恥ずかしいですしね。 この場所は、ヘッド側が割れる事は、ないと思いますが、その下のタイミングテンショナースプリング接地箇所や、インマニのリア側のメクラ蓋は、受側のアルミの厚みが薄いので、大トルクを掛けたと同時に割れてしまうかもしれません。 本来、アルミ同士であれば、相手側を90度に熱して外すのが常套手段です。赤外線温度センサーを当てて、温度を測りながら温めて緩めるのです。ですから、常温で無理矢理トルクを掛けることは、「賭け」みたいなものですので、外れないと思ったら諦めましょう。 |
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クランクのフロントシールを打ち抜きます。 貫通式マイナスドライバー等で少しづつ、円状に叩きながら落としていきます。 |
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このように外れます。もちろん、リアシールとフロントシールの設置向きを間違えないように、画像管理しておきます。 裏、表を逆に設置してしまうと、オイル漏れの原因になります。 |
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さて、洗浄作業に掛かります。 私が用意したのは、この3種類。 左から、コオリコーポレーションのKCクリーンハード、サンエスエンジニアリング(株)の新サンエス・K1と同じくサンエスのメタルクリーンαです。こちらは、商品のHPはありません。 KCクリーンハードは、何倍に薄めて使うか?がカギ。 一斗缶を原液なら、約30分付けるだけでいいけど、全然容量が足らないし、値段も高い。でも入れらすぐに泡が出てきてどんどん汚れが落ちていく。すごい洗浄力です。 サンエスK1(800円)は、メタルクリーン(1300円)が出る前はよく使われていたらしいが、カーボンまで落ちるとなると、やっぱりメタルクリーンがいいです。右の箱に一袋の小麦粉のような粉状のものが入っていて、20リットルのお湯で溶かします。 お湯がすごく効果的です。できれば80度ぐらい! K1も同じようにお湯で溶かすと効果的です。 どれが一番いいのか。。。経済的で効果抜群。。 そうなると、やはり、メタルクリーンαでしょうか。 私は、まず、KCクリーンハードを1:2で薄めて使用しました。 それでも、落ちないものをK1とメタルクリーンαで落としました。 |
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第1段階洗浄です。 これは、KCクリーンハードを1:2割合で薄めてナイロンブラシで、擦りながら、汚れを落としている様子。 バスタブとして選んだのは、18リットルポリタンクを6つ収納できるプラスチック容器です。120リットルあります。 この容器を2つ用意しました。KCクリーンハードとメタルクリーン用です。使い終わった液は、再利用できるのでポリタンクに入れて保管したいところですけど。。すごい量になるし。。。今は、移動出来ずに鎮座したままです。(笑) 20倍まで薄めても効果あるらしいので、アルミの肌を観察しながら洗っています。 浸けたまま、一夜を明かして見てみたら、アルミがボロボロになっていた。なんて、笑えませんからね。(泣きます) |
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オイルパンの汚れもどんどん落ちていきます。 浸ける前は、泡は、ほとんど発生しませんが、汚れを分解している段階ですごい勢いで泡が出てきます。見る見る汚れは落ちていきます。 必ず、ゴム手袋してください。 手の皮が一枚きれいに剥けてしまいます。(私の経験)(^_^;) |
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インテークマニホールドもどんどん汚れが落ちていきます。 ナイロンブラシで表面を擦る程度で落ちていきます。 |
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オイルパンの汚れもきれいに落ちました。 油分やオイル、汚れが落ちた状態です。 |
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インテークマニホールドも、汚れは落ちてしまいました。 エンジンをバラシている画像などと比べると、違いはわかりますね。 |
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ヘッドも、浸けて洗いました。 この時点では、EXHのバルブガイド付近のカーボンなどは、まだ全部取れていません。半分ぐらいは、落ちていますが。 画像は、ありませんが、ブロックもつけ込みます。 ブロックは高さがありますので、水で薄めて洗浄液の量を増やして、浸ける時間を長くして、洗浄しました。 KCクリーンハードによる、初期洗浄は終了です。 普通の洗浄なら、ここまででしょうか。。。 私的には、まだまだ!!! |
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ここから、第2段階の洗浄です。 サンエスK1と、メタルクリーンαをお湯で溶かしてつけ込みながら擦っていきます。汚れ類は落ちていますが、そこから、もう一枚アルミの地肌が見えるように磨いていきます。 左画像のオイルパンの色がだいぶん、アルミの地肌になってきたのがおわかりでしょうか??わかりにくいですね。(^^;) |
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油分がきれいに抜けきったヘッドです。きれいですね〜。 地肌が出てきました。。かなり納得です!! メタルクリーンαは、いいですね!!!(オススメです。) |
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フロントカバーも、平らな部分は、結構地肌がきれいですが、細部が少し黒っぽいですね。 と言っても、汚れじゃないです。 アルミの地肌がきれいに出てきていない。っていうぐらい。 そういうところは、真鍮ブラシなどで磨いていきます。 |
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インテークマニホールドも地肌が出てきましたが、納得いくレベルではありません。 そこで、今度は、真鍮ブラシ類で磨いていきます。電動ドライバーの軸付きブラシ等できれいに磨いていきます。 左画像でも充分きれいなんですけどね〜〜。 感覚が麻痺してきて、どれだけ磨いても納得しなくなってます。(^_^;) |
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矢印の部分に注目してください。ヘッドを上からみた所です。 ここに、ライナーが入っていくのですが、1mmぐらいの段差があるんです。そこに、Oリングが入っていくのですが、その部分に水垢が硬化したようなものが付着していまして、1mmの段差が見える所と塞がっているところがあります。 それも、きれいに除去していきます。 とにかく、至るところを観察するのです。 |
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ブロックを下から見た所です。 全て、きれいに汚れは除去されています。 普通なら納得レベルですけど。。。。。 う〜〜ん。。。。まだまだ。。。(笑) |
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ブロック側面を気合い入れて磨いてみました。 かなり満足行くレベルです。ムフフ。 これがどれだけきれいか。をお伝えできないのが悔しいですけど。(*^_^*) 画像がないものもありますが、すべてをこの段階にするまでで、第2段階は、終了です。 これからさらに、外側だけは、研磨していきます。アルミが光を放ち始めるのです。エンジンをすべて、その状態にします。 |
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第3段階研磨です。 すべてが、光を放ちはじめてますね。 一応、この段階で、とりあえず満足しました。(^^;) この後は、鋳砂落としなどで、細部を確認しながら、また磨き上げていきます。バカ(^^;) |
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仕上がったパーツを別の角度で。 | |
一通りのワンセットです。 右上のカムカバーは、今回はなにもしていません。 っていうか、すでに鏡面仕上げにしていますから。(笑) そのレポートは、アルファいじりのページを参考にしてください。 ヘッドのプラグホール部分の輝きがわかりますか?? この部分がきれい。ということがどれだけすごいか。ジュリアを持っている人ならわかりますよね。(*^_^*) こんな、洗浄、研磨は業者さんでは無理だと思います。 工賃が、すごい金額になりますから。(笑) |
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今回の、洗浄研磨に使った道具です。 参考にしてください。 軸付きホイールは、電動ドリル用のものです。 すべて一種類だけ写真撮っていますが、実際は同じものを何個も購入しているんですよね〜〜。 なるべく、磨きを掛けないためにも、洗浄液の選択は重要になってくると思っています。 でも、アルミの地肌の輝きは、磨きを掛けないと無理ですね。(^^;) 磨きを掛けたあとは、必ず洗浄液につけ込んで酸化皮膜を付けるようにします。洗浄液にそういう成分の効果があります。 研磨カスを取り除く役目もあります。 |
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ここからは、単なる、確認作業です。 以前、シートリングの当たり面を目で見て判断しただけでしたので、本当に合っているのかをちょっとだけ測りました。 どうせ、シートリングは打ち替えるんですけどね。(^_^;) 光明丹を使用しています。 粉状の物が缶に入っていますので、少量(耳かきで3回ぐらい)平らな所に取り出します。 それをオイル又は、潤滑液で溶かしていきます。 この時の粘度が重要です。(経験して掴むしかないです) それを、まずきれいに油分を取ったバルブに薄く浸けます。 私は、筆でバルブ側を廻して着けます。 その間に、シートリング面も油分を除去しておきます。 |
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そして、バルブフェイスにタコ棒を接着させてガイドに挿入し、セットします。そして、ゆっくり1回転させます。 ※(シートリング側で当たり幅を見る場合は、絶対回転させません。) そして、バルブを素早く外し、 バルブに付着している光明丹をクリーナーで除去します。そして、またタコ棒にセットして、今度は、シートリングに光明丹が付着していますので、バルブをガイドにセットし、今度は、決して廻さないでそのままゆっくり強く、押しつけます。そして、バルブ側に付いた光明丹の幅を確認します。 |
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こちらは、シートリング側を計測しています。 あまりにも、当たり面の幅が大きいのでシートリング側でも測っています。 当たりすぎですね。^^;排気側は、シートリングの当たり面から熱を約75%逃がすので、大きめの当たりをつけますが、大きすぎるとカーボンなどを噛み込み圧縮漏れの原因になります。 長年OHしてないエンジンは、こんなものなんでしょうね。 強化バルブスプリングなどに変更した場合は、リングの交換サイクルが早まりますね。 |
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こちらが、バルブ側です。 私は、こっちの当たり幅を信用するようにしています。 もちろん、最終的な摺り合わせ後は、この作業後に燃焼室側から灯油だけを流し込み、ポート側への液漏れが無いか?でチェックします。 |
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こちらも、確認作業です。 2000の燃焼室は、何ccあるのでしょうか?? すぐに、答えられる人は、少ないと思います。 私もそうでしたから。。。(笑) ですから、燃焼室の容積測定をしておきます。 面研量を設定する際、圧縮比を計算するのにどうせ後々必要になるんです。 と言うか、私が気になるのは、4番の燃焼室がナットが混入した際に、傷付いているので、燃焼室の容積にどれだけ影響があり、しかも、燃焼室容積を全部統一させるための資料として必ず必要であるからです。 今の段階で一回測っておきたかったのです。 アクリル板を用意します。3mm以上の厚みを用意してください! ほどよい大きさが無かったので12cm角に切り折ります。カッターで4分の1程切れ目を付けて曲げると「パキッ」と割れます。 |
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画像は、測定液を入れる穴を加工しています。 ドリルで開ける場合、力加減に注意してください。力を掛けすぎるとすぐに割れてしまいます。 4隅に丸く穴を開けていますが、これは、ブロックにヘッドを裏返してセットしたときにヘッドボルトが飛び出てくるのでその分の穴を開けています。 でも、必要ありません。測定液を入れる穴の位置だけを決めて開ければいいのです。 私がこだわっただけですので、気にしないでください。(笑) |
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注射器、又は、メスピペット、または、ビューレットを用意します。私は、50ml入る注射器を用意しました。 今更ですが、単位の確認です。1ml=1cc=1立方センチメートル(cm³)です。 燃焼室のばらつきは、1cc以内にしないといけません。 さあ、どうなるのでしょうか??? 測定液を作ります。灯油では、サラサラ過ぎますし、オイルだけでは、注射器から押し出すのが大変です。 私は、丁度いい堅さで配合しました。オイル1に灯油2です。 揮発成分が入っていますので、2回目の液充填は、速やかに行う必要があります。しかも、液が少しでも漏れたらやり直しです。 |
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プラグをセットしておきます。 続いて、バルブをセットします。ガイドに入れるだけですのでバルブの重さだけですので、当たり面に薄くグリスを付けておきます。 私は、エンジンスタンドにブロックをセットし、ヘッドを裏返して設置して、スタンドで少し傾けています。傾けるのは、測定液が隙間なく入りやすくするためと、空気が入るのを防ぐためです。 |
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アクリル板をセットするため、回りにグリースを薄く塗ります。 なるべく薄く、しかもきれいに塗っていきます。 |
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これが、設置した状態です。注意するのは、測定液を入れる穴の位置です。丁度燃焼室の端に合うように開けておくことです。 それ以外の加工は、普通は要りません。(笑) 私がこういう状態で測定したので必要になった加工であり、本来なら、ヘッドだけを傾けて置くだけで済むのです。 そしたら、ヘッドボルトが飛び出ることもないし、後で測定液を取り除く時に穴を拡げる加工もしないでいいし。 私がこだわっただけですので、気にしないでくださいね。(^^;) |
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測定液を満たしております。もちろん、50mlでは、足りませんので2回、50ml丁度でセットして、2回目の液がどれだけ残るかで、入った液の量を測定します。 | |
測定後、液を取り除く時は、下側へスライドさせます。 すると、上側が大きく開きますので、そこから、測定液回収用のオイル容器などで吸い取ればいいのです。 そのために、周りの穴を加工しただけです。 普通なら、単に、下にスライドすればいいだけですね。 この作業中にポート側へ測定液が落ちてきていないか必ず確認してください。 この作業も光明丹での当たり幅測定と同じで、経験が要ると思います。 何度もやっていると失敗しなくなると思いますので、2度3度測定して慣れるようにしましょう。 |
1番気筒 | 2番気筒 | 3番気筒 | 4番気筒 |
92.0cc | 91.0cc | 91.0cc | 91.5cc |
エンジン洗浄については、とりあえず満足しました。
最終的には、鋳砂落としや、R加工、ペーパー研磨まで全体をする予定ですので
もっと、いい感じに仕上がると思います。
バルブの当たり面は、測定のやり方もいろいろあるようですので、私のやり方が
正解だと、言い切れるものではありません。
燃焼室については、今回は、だいたいの容積を把握したかっただけです。
ナット混入による容積への影響は、ほとんど無いと判断付いたことが
不安を解消されました。圧縮比測定の時は、もう一度、正確に測定
するつもりです。ビューレットを購入しようかな。注射器では目盛りが多き過ぎました。
そろそろ、バルブガイドを抜いて、鋳砂落としやポート測定、研磨へと進みます。