ライナーはライナーで抜く。

全測定データ公開 及び、注文リスト作成

2項目でも公開しきれなかった測定や、画像の取り忘れを補足しておきます。

それと、一つだけ外れなかったパーツ。それが、ライナーでした。
ジュリアは、ウェットライナーのためクーラント中の不純物などによりライナー同士が
固着しているケースが、5割ほどあるようで。。。まさしく、私のエンジンもそうでした。

それで、再利用するつもりはありませんが、どうせならスマートに抜き打ちできないものか?

そう思って、SSTを作ることにしました。

いろいろ、考えた結果、「ライナーはライナーで抜き打つのが一番だ。」という結論を出しました。

作成のポイントを紹介します。

後半は、いよいよ、全クリアランスデータの公開とそれを元にして

注文リストを作成しました。


2項目ファイルでも公開しきれていない測定の続きです。

カムのエンドプレーです。

インテークと、エキゾースト両方とも測定します。

ついでに、チェーンの張られていない状態でのカムの回り方を手の感触で記憶しておきましょう。

カムキャップが規定トルクで締め付けられていても、カムは手で回せる状態でなくてはいけません。(感覚によります)

キャップが一つだけ逆に付いただけで、手で回せないくらいの精度が出ていたりします。向きに注意しましょう。
キャップの内径を測定しています。オイル穴を避けて、計測します。

それを、マイクロメーターで読みとります。
カムキャップで受ける箇所は、カムで3カ所ですね。

相手となる、カムの外径をマイクロメーターで計測します。
バルブスプリングの状態は、確認していましたが、測定を忘れていました。(^_^;)

データは取りましたが、次は、強化を入れます。

左が、スプリングの内側で、右が外側です。
バルブリフターの外径です。

当たりが出ている所を2点対角で測定してチェックし、計測しました。
リフターの相手となる、ヘッド側の内径です。

シリンダーゲージで呼び寸法をセットし、ダイヤルゲージを0セットして、読みとります。
バルブステムの径を測定しています。
ガイドの内径を測定していますので、これでクリアランスを算出できます。

ステムも90度対角で2点測定し、偏摩耗していないかチェックしました。

バルブは、センターの気筒打刻ポンチ以外は、まだ使えそうですが、クリアランス的には、ガイドの方の摩耗があるように思いました。
スラストワッシャーの厚みのデータを確認します。

基本的には、2000は、スタンダードサイズのみだけ、ですが、オーバーサイズのスラストワッシャーも対策品があるようです。

これは、クランクシャフトのエンドプレーのデータとセットで考えます。規定値になるように、スラストワッシャーの厚みで調整することになります。

以上までが、クリアランス測定の資料です。
ここからは、ライナー抜き打ちSSTの話をします。

この画像は、エンジンブロックをひっくり返した状態で、ライナーを逆から見た模様です。

下側から見ると、メインベアリングのブロックが両側を占拠しているため、緑囲み部分が邪魔になり、真円のままのSSTでは、打ち抜けません。
そこで、「腐っても鯛」・・じゃなくて、「錆びついてもライナー」を使用します。

両側のブロックに当たる箇所をグラインダーで切断します。
(白ペンキのラインです。)

打ち抜く範囲と示している長さ分だけ、丁度ライナーが固着していますので、その長さだけ、上から叩き落とすようになります。
とりあえず、何となく錆びを落として、両側を切断したところです。
錆びていると、都合が悪いので、後で錆びは削り取ってしまいました。

切り抜いた範囲が広いので、丁度フィットするぐらいで切断しています。なるべく剛性を確保したいところですね。

一番上の「この字」の部分がライナーと接地するようになります。
錆びも取りました。

何度もセットしながら、少しでも干渉しそうであれば修正していきます。

接触する部分は、クランクシャフトの土台になるすごく重要な場所ですので、充分注意しましょう。
セットしたときの、上から見た画像です。

きれに一致している箇所がわかると思います。

ライナーの円周にこれだけ、きれいに一致するのは、ライナーしかありませんね。(笑)

少しでも大きいと、エンジンブロック側に損傷を与えますしね。
小さすぎると、ライナーの接触面がきれい当たらずに、内側にめくれてしまい、再利用できないライナーになりかねません。
打ち抜く範囲は、ライナーの中間の段差までになります。

そこまで、打ち抜いても、メインベアリングブロック側に傷を付けないこと!これが一番大事なことです。
そこで、慎重な加工になってきます。

メインベアリングのカーブに沿って、SST側も同じカーブを付けます。

ここで止まる。という矢印まで叩き込みますので、その時に水色ラインをまっすぐ加工したままでは、メインベアリングブロックを削っていきます。

ですから、打ち込んで止まる場所までSSTが、落ちて行っても、絶対干渉しないように、同じカーブを描いているのです。

これは、SSTを自作する精度の問題もありますが、間違ってSSTを左右逆にセットしてもベアリングを傷つけないようにしておくことがポイントですね。

左右逆にセットしてしまったら、ベアリングに当たっていた。というエラーは、起こしてからでは取り返しが付きません。

あとは、上からハンマーで叩くだけです。見事、ページファイルのトップ画像のように打ち抜きツールが完了しました。

ライナーは再利用しない予定でも、フロント方向と気筒番号だけはマーキングしておきましょう。きれいに掃除すると、ライナーのグレードを示すペンキが見えるかも。

いい、SSTが出来ると、自慢したくなりますね。(笑)

固着していなければ、必要無いツールですけどね。(笑)

全クリアランス公表

※テクニカルデータは、すべて2000に対する比較である。

※クリアランス測定時は、平均気温18度で計測しています。

ピストンの直径比較                       ※黄色文字は規定オーバーを示す。

ブルーの場合 ピンクの場合 グリーンの場合 マニュアル推奨
箇所での測定値
ピンと90度対角
の測定値の場合
1番 83.935〜83.945 83.945〜83.955 83.955〜83.965 83.590 83.922
2番 83.935〜83.945 83.945〜83.955 83.955〜83.965 83.660 83.920
3番 83.935〜83.945 83.945〜83.955 83.955〜83.965 83.580 83.930
4番 83.935〜83.945 83.945〜83.955 83.955〜83.965 83.570 83.945

マニュアルによる、測定箇所(マニュアル推奨測定値)では、ブルーでも規定値内に収まりません。
ピンと90度対角方向では、1,2,3は規定値に収まらないが、4番のみ規定値内に収まった。



シリンダー内径 上から10mm 下から30mm 楕円限度 計算値 ボア径
ブルーとして
摩耗限度 計算値
1番 84.019 83.971 0.050 0.048 83.985 0.150 0.034
2番 84.020 83.959 0.050 0.061 83.985 0.150 0.035
3番 84.009 83.988 0.050 0.021 83.985 0.150 0.024
4番 84.020 84.000 0.050 0.020 83.985 0.150 0.035

ピストンとライナー
のクリアランス
ピストン外径
推奨測定値
ライナー上端
から10mm
規定クリアランス 計算値 ピンと90度対角
の測定値の場合
計算値
1番 83.590 84.019 0.040〜0.059 0.429 83.922 0.097
2番 83.660 84.020 0.040〜0.059 0.360 83.920 0.100
3番 83.580 84.009 0.040〜0.059 0.429 83.930 0.079
4番 83.570 84.020 0.040〜0.059 0.450 83.945 0.075

ピンと90度対角の測定値でも、規定クリアランスをオーバーしました。
予想通りではあります。もちろん、ライナーとセットでピストン交換ですね。(^_^;)

ライナーのシリンダーブロック
上面からの突きだし量
規定値 測定値
1番ライナー 0.01〜0.06 0.05
2番ライナー 0.01〜0.06 0.05
3番ライナー 0.01〜0.06 0.05
4番ライナー 0.01〜0.06 0.06

特に問題ないですね。でもライナーはSSTを使わないと抜けませんでした。(^^;)


ピストンリングと
リング溝とのクリアランス
規定値 1番ピストン 2番ピストン 3番ピストン 4番ピストン
トップリング 0.035〜0.067 0.13 0.12 0.09 0.10
セカンドリング 0.035〜0.067 0.04 0.04 0.03 0.03
オイルリング 0.025〜0.057 0.03 0.03 0.03 0.03

トップリングだけ、激しく摩耗していると言える。



ピストンリング
合い口のクリアランス
(組み付け状態)
既定値 1番ライナー
上端から12mm
2番ライナー
上端から12mm
3番ライナー
上端から12mm
4番ライナー
上端から12mm
トップリング 0.30〜0.45 1.03 0.86 0.83 1.00
セカンドリング 0.30〜0.45 0.73 0.75 0.65 0.77
オイルリング 0.25〜0.40 1.40 1.57 1.30 1.50
ライナー上端から
100mmの所
既定値 1番ライナー
上端から100mm
2番ライナー
上端から100mm
3番ライナー
上端から100mm
4番ライナー
上端から100mm
トップリング 0.30〜0.45 1.09 0.89 0.86 1.03
セカンドリング 0.30〜0.45 0.78 0.76 0.70 0.77
オイルリング 0.25〜0.40 1.48 1.62 1.36 1.53


合い口のクリアランス・・・話になりません(^_^;) クリアランスが大きすぎて笑いがでます・・・。でも笑えない。


ピストンピンとピストンピン
ボアとのクリアランス
ピン外径 ピンボア内径 規定値 計算値
1番ピン 21.997 22.000 0.003〜0.007 0.003
2番ピン 21.997 22.000 0.003〜0.007 0.003
3番ピン 21.997 22.002 0.003〜0.007 0.005
4番ピン 21.997 22.002 0.003〜0.007 0.005

ブラックマークと推測される。1000分台は、目測のため測定誤差内であると推測する。
ブラックマークか、ホワイトマークか、どちらで組み付けてあるかを判断する程度でしか参考にならない。


ピストンピンとコンロッド
ボアとのクリアランス
ピン外径 コンロッドボア
内径
規定値 計算値
1番ピン 21.997 22.021 0.008〜0.021 0.024
2番ピン 21.997 22.021 0.008〜0.021 0.024
3番ピン 21.997 22.019 0.008〜0.021 0.022
4番ピン 21.997 22.016 0.008〜0.021 0.019

ブラックマークと推測される。1000分台は、目測のため測定誤差もあると
思うが、規定値上限ぐらいなので、交換対象にするか検討する。


クランクシャフト
ジャーナル外径と
メインベアリング
クリアランス
ジャーナル外径 メインベアリング
キャップ内径
規定値 計算値 プラスチゲージ
参考値
1番 59.962 60.019 0.026〜0.067 0.057 0.045
2番 59.963 60.025 0.026〜0.067 0.062 0.045
3番 59.962 60.021 0.026〜0.067 0.059 0.035
4番 59.962 60.012 0.026〜0.067 0.050 0.045
5番 59.962 60.040 0.026〜0.067 0.078 0.070

レース仕様などでは、クリアランスを広めに取る。などと言いますが、5番だけ規定値を
オーバーしていました。
ジャーナル外径規定値は、スタンダードのギリギリぐらいに収まりました。


クランクピン外径と
ビッグエンドボア内径
のクリアランス
クランクピン外径 ビッグエンド
ボア内径
規定値 計算値 プラスチゲージ
参考値
1番 49.988 50.052 0.023〜0.058 0.064 0.055
2番 49.990 50.060 0.023〜0.058 0.070 0.051
3番 49.989 50.076 0.023〜0.058 0.087 0.051
4番 49.992 50.089 0.023〜0.058 0.097 0.055

プラスチゲージでは、クランクシャフトとのクリアランスは、すべてOKなのですが、実測では、
クランクピンとのクリアランスは、オーバーしています。


スラストワッシャーの厚み 規定値 測定値
2番側カギあり 2.311〜2.362 2.360
2番側カギなし 2.311〜2.362 2.360
3番側カギあり 2.311〜2.362 2.355
3番側カギなし 2.311〜2.362 2.355


スラストワッシャーの厚みと関係のある、下のクランクシャフトのエンドプレー測定では、
隙間が逆に少ない結果になりました。

クランクシャフト軸方向 規定値 測定値
エンドプレー 0.080〜0.264 0.04

クランクシャフトの曲がり測定 振れ幅 曲がり量(振れ幅/2)
推奨範囲 0.01mm以内 0.015mm 約0.007mm

クランクシャフトは、生きていました。よかったです。(^^;)
この測定が、一番気になっていました。そして、結果は一番うれしかったです。
クランクシャフトの曲がり修正は、したくなかったし。クランクシャフトの購入は
絶対避けたかったし。本当によかったです。


コンロッドのエンドプレー 規定値 測定値
1番 0.20〜0.30 0.20
2番 0.20〜0.30 0.22
3番 0.20〜0.30 0.21
4番 0.20〜0.30 0.20

特に問題ありませんね。


バルブガイドの内径と
ステムとのクリアランス
インテーク側
規定値
測定値 エキゾースト側
規定値
測定値
1番 0.013〜0.043 0.041 0.040〜0.080 0.085
2番 0.013〜0.043 0.065 0.040〜0.080 0.065
3番 0.013〜0.043 0.062 0.040〜0.080 0.070
4番 0.013〜0.043 0.080 0.040〜0.080 0.070

バルブステムの径は、割と良い状態でした。 バルブは研磨すれば再度利用
できるレベルです。ガイドの摩耗がありそうです。ガイドは新品に交換します。


バルブガイドのヘッド
からの突きだし量
規定値 測定値
インテーク    1番 13.30〜13.50 13.50
2番 13.30〜13.50 13.65
3番 13.30〜13.50 13.65
4番 13.30〜13.50 13.50
エキゾースト   1番 16.30〜16.50 13.30
2番 16.30〜16.50 13.55
3番 16.30〜16.50 13.40
4番 16.30〜16.50 13.50

エキゾースト側は、インテークに合わせてあるようですね。


バルブスプリング
自由長
インナースプリング
規定値
測定値 アウタースプリング
規定値
測定値
インテーク   1番 レッド47.3
グリーン46.5
47.05 49.6 50.19
2番 レッド47.3
グリーン46.5
47.00 49.6 49.77
3番 レッド47.3
グリーン46.5
46.75 49.6 49.99
4番 レッド47.3
グリーン46.5
46.42 49.6 49.88
エキゾースト  1番 レッド47.3
グリーン46.5
46.24 49.6 50.00
2番 レッド47.3
グリーン46.5
46.86 49.6 49.90
3番 レッド47.3
グリーン46.5
46.85 49.6 49.28
4番 レッド47.3
グリーン46.5
46.86 49.6 49.56

実測は、実測ですが、よくわかりませんね〜(^^;)どう判断すればいいのやら。
とりあえず、全部強化スプリングに変更します。


バルブリフターと
ボア内径のクリアランス
リフター直径 ボア内径 規定値 計算値
インテーク      1番 34.982 35.015 0.11〜0.52 0.033
2番 34.988 35.020 0.11〜0.52 0.032
3番 34.990 35.018 0.11〜0.52 0.028
4番 34.985 35.020 0.11〜0.52 0.035
エキゾースト     1番 34.982 35.021 0.11〜0.52 0.039
2番 34.983 35.021 0.11〜0.52 0.038
3番 34.982 35.020 0.11〜0.52 0.038
4番 34.983 35.025 0.11〜0.52 0.042

上の数値でおかしいところがありますよね。規定値です。
これは、マニュアルの間違えと判断しています。
リフターの直径と、ボアの内径はそれぞれ、データ的に規定内に収まっているんです。
ってことは、クリアランスの規定値が、0.11〜0.52以内ではなく、0.011〜0.052と表示
するつもりだったと推測します。よって上記のデータはクリアランス内と考えます。


カムシャフトジャーナル
外径とベアリングとの
クリアランス
ジャーナル外径 カムキャップ
内径
規定値 計算値
インテーク   前 26.975 27.015 0.020〜0.074 0.040
         中間 26.975 26.994 0.020〜0.074 0.019
         後 26.975 27.015 0.020〜0.074 0.040
エキゾースト  前 26.965 27.062 0.020〜0.074 0.097
         中間 26.980 27.040 0.020〜0.074 0.060
         後 26.975 27.003 0.020〜0.074 0.028

エキゾーストのベアリング内径の前が、ヘッド側に少しすり傷が入っているんですよね。
そのため、クリアランスが規定をオーバーしたものだと思います。

キャップ側なら、キャップを交換すればいいのですが、ヘッド側なら、「鉄くず」ですよね。
ゴミには、したくないので、今の段階ではそのままで使用したいと思います。

カムのエンドフレー測定 規定値 測定値
インテーク側 0.065〜0.182 0.170
エキゾースト側 0.065〜0.182 0.082

エンドプレーは問題ありませんでした。
規定トルクでキャップを締めて、カムをセットした状態で回して見た感触には、
問題ありませんでした。インテークのカムは、変えるかもしれませんので、エンドプレーの
値も下がるかも。


タイミングテンショナー
スプリングの自由長
規定値 測定値 計算値
99.0 93.9 −5.1mm

部品が取り寄せることができれば交換しますが、交換しなくてもいいみたい。


オイルポンプの
クリアランス
オイルポンプギアハウジング
とギア上面の遊び
ギアの回転半径の
クリアランス
規定値 0.200〜0.500 0.020〜0.062
測定値 0.200 0.030

オイルポンプは、新品同等の物でチェックしました。
これをOH後に装着する予定です。



クリアランスとは関係ありませんが、今の時点でとりあえず、参考程度まで。

バルブ回りの重量誤差がどれだけあるのか、見てみました。
バルブガイドと、スプリングシートとワッシャーだけは、含まれていません。

1番 2番 3番 4番 最大と最小の重量差
インテーク側 236.1g 236.9g 235.0g 235.8g 1.9g
エキゾースト側 227.4g 227.7g 225.5g 226.1g 2.2g

同じ、インテーク同士でも、エキゾースト同士でも結構、重量に誤差があるのだとわかりました。


さらに、ピストン、リング、ピン、コンロッド、メタル、キャップ、キャップボルトまで
すべてセットでの重量を量ってみました。

マニュアルでは、「5g以内にしなさい」と、言っていますが実際はどうなのか???

1番 2番 3番 4番 最大と最小の重量差
1372.0g 1375.6g 1373.4g 1375.6g 3.6g

1番と3番、2番と4番が同じような重量になっていて、しかも5g以内ですね。
バランスは取れているとわかりました!(^_^)v

しかし、私は、4本を0.1g単位まで合わせようと思います。(^^;)馬鹿


パーツ注文リスト

クリアランス測定を行いましたが、実際は、私が乗り出して10年以上経ってるし、
その前の方がいつ、どれだけの整備をしていたのか。っていうのは、わかりません。

今回測定してみた結果、「エンジンが死ぬ前の調子の良い状態」って感じの
クリアランスでした。クリアランス的には、回るエンジンかもしれませんが、
大きすぎるため、馬力が伴わない結果であると判断しました。

ですから、エンジンを元の状態に戻してあげたいと思います。
少しだけ、圧縮比を上げますが、ノーマルベストのために
ほとんどのパーツを交換します。

パーツ名 個数 単価 備考
ピストン、ライナー、リングセット
(10.0:1) ハイコンプ
問い合わせ スパイダー用
メインベアリング5組セット 問い合わせ スタンダード
コンロッドベアリング4組セット 問い合わせ スタンダード
INTバルブ4本セット 問い合わせ ノーマル
EXHバルブ4本セット 問い合わせ ソジュウム入り
バルブガイド8本セット 問い合わせ ノーマル
バルブシート 無鉛仕様 問い合わせ 純正対策品
及び、国産シート
スプリングセット(インナー、アウター)
INT,EXHセット(強化品)
問い合わせ フェッタ75用
バルブステムシール
(他車種流用品)8個
問い合わせ 今はシークレット
10 純正エンジンガスケットフルセット品 問い合わせ 材質最高です。
11 ヘッドガスケットのみ 問い合わせ 純正ノーマル
12 アッパータイミングチェーン 問い合わせ
13 ロアタイミングチェーン 問い合わせ
14 ウォーターポンプ 問い合わせ 2000用
15 キャブレターインシュレーター
ゴム製4個セット
問い合わせ 40パイ用
16 タペットクリアランス用シム 問い合わせ 測定後買い取り
OHついでに、今回交換、購入するもの。
17 ミッションマウント 問い合わせ 強化品
18 ホース類セット(クーラントライン一式)
インマニ〜サーボへと、ヒーターコアバルブ
までのホースセット
問い合わせ ウォーターポンプ
との接続全部
19 純正ラジエターキャップ 問い合わせ 0.7kg圧
20 デストリビューター
ポイントとコンデンサーセット
問い合わせ ボッシュ製
21 サーモスタット(開閉温度78度) 問い合わせ オーバーヒート
対策品
22 ミッションシフトレバー、
金属丸カバー中、小、極小、ラバーカバー
問い合わせ シフトレバー下の
お皿一式
23 マフラーハンガー  (ゴム製)
センター、リアセット
問い合わせ マフラーの
吊しゴム
24 クラッチレリーズベアリング 問い合わせ
25 オイルフィルター 問い合わせ
注文合計金額 282,120 問い合わせは、アウトパルコ様へ。


内燃機屋さんへの加工作業は、現時点では未確定ですので、
おいおい、公開したいと思っています。
バルブガイドだけは、ポートの測定、研磨のために先に外注します。

このほかにも、細かい事を言えば、ボルト、ナット、ワッシャーを交換できる所は、すべて新品にします。
キャブOHキットも購入して、OHします。
エアーファンネルは、検討しています。長さや、カールの程度など。
EXHシステムも検討しています。等長タコアシほしいですね。

部品が届くまでは、ひたすらエンジンを洗浄します。