プロローグ

1991年、8月に2000GTVを購入。走行距離不明・・・メーター1万キロ強・・・
「たぶん、11万キロってことか」と推測。。。

2003年、10月現在約4万キロ走行しました。
そのまま、走っていれば特に問題なかったのですが・・・。

2003年5月からARC(アルファロメオチャレンジ)というレースに出走する
ようになりました。2000ccでありながら、どうもトルク感がない。。。
タコメーターは、7300回転まで回るも、トルクがない。。。
クリアランスが大きいかもしれない。。。バルタイが狂ってるかもしれない。

コンプレッションテスターにより、圧縮圧力をみる。
1番11.4kg/cm2  2番11.6kg/cm2  3番11.3kg/cm2  4番11.5kg/cm2

 平均11.45kg/cm2       平成15年 8月 3日 現在。

バルブや、ピストンリングへ圧縮が抜けている可能性がある。。。

自分のエンジンを自分で見たことがない。計ったことがない。診断したことがない。
そんなことでは、アルファを芯そこ愛せない。。。きちんと語れない。。。

自分のエンジンを実験台にして、OHマニュアルならぬ。自己満足レポートを
発表していきたいと思います。

アルファに興味があり、105系に興味があり、エンジンに興味がある人にとって、
このHPが、少しでも参考になればと強く思います。

2000GTVの基本性能を取り戻し、なおかつ、バランスチューニングを
徹底し、部分的に鏡面仕上げを遂行していきます。

2000GTVエンジンとは。

直列水冷4気筒縦置き カム形状直動方式DOHC
作用角 281度  オーバーラップ  76度 (ユーロカム)
ボア・ストローク 84.0×88.5のロングストローク
排気量 1962cc
最高馬力132ps/5500rpm トルク19.1/3500(DIN)
シリンダーブロック、クランクケースはアルミ合金製の鋳造。
シリンダーには、鋳鉄製のウェットライナー
シリンダーヘッドは、アルミ合金製
キャブレターは、ツインチョークサイドドラフト2基
燃焼室は、半球形型(多球形)吸気排気バルブ1本の2バルブ。
バルブシートは、鋳鉄製
バルブガイドは、リン青銅製
クランクシャフトは、フルカウンター、スチール製の鍛造で表面処理加工
コンロッドはスチール製の鍛造で、ビッグエンドは、プレーンベアリング
スモールエンドは、リン青銅製ブッシュ付きのフルフロートタイプの I 断面
ピストンは、アルミ合金製凸形状のバルブリセス加工
リングは、3本。コンプレッションリングのトップ、セカンドと
オイルリング。トップリングは、クロームメッキ処理。
サーマルフロータイプのオートサーミック。
タイミングベルトは、チェーン式
吸気排気は、クロスフロー方式
オイル圧送は、ウエットサンプ方式

30年〜50年前に、このようなエンジン設計を量産車に設定していた
アルファロメオには、感無量である。